一般参加者から見た知られざるGamescom

ケルンドイツ・メッセ駅出てすぐのところにあるケルンメッセ。ここが会場です。

2017年8月26日、Gamescom2017最終日に参加してきました。ドイツはすでに秋に入っていますが、Gamescomの週は久しぶりに暑さが戻ってきていました。

 出展企業・ゲームの内容の話は4Gamerをはじめ多くのしっかりしたニュースサイトが記事にしていますしすでに読んでいる方も多いと思いますが、私は一般参加者としてのGamescomが一体どんなイベントだったのか、Gamescomの知られざる一面を撮影して回った写真と一緒に紹介していこうと思います。

会場に到着してすぐに目に入ったのがこのFamilly&;Friendsと呼ばれる展示のレトロゲーミングコーナー。私は最新のゲームを体験しに来たはずだったのですが、ここが異常に居心地良くたった五時間くらいしか見て回れないというのにしばらく留まってしまいました。

展示名がファミリーアンドフレンズというだけあってとにかく親子連れや友人同士の参加者が多かったです。
日本から9000キロ以上離れた地でゲームボーイやポケットピカチュウを見かけることになるとは思っていませんでした。ちょこっと64も映ってますね。
こちらはGoliath VRという一人がゲーム内で巨人、もう一人が小人となってマップクリアを目指す協力ゲームです。VRだけでなくモーションキャプチャーを使った斬新な見た目でした。写真ではお父さんが小人を、お子さんがVRで巨人を担当していました。
 親子で遊べるゲームは何も最新のVRゲームだけではありません。レトロゲームだって親子で楽しめます。こちらは説明するまでもなくマリオで、そしてそれをプレイする親子です。名作ゲームはいつ遊んだって楽しいものです。
ダンレボ!そうそう私も小学生だか中学生のころ友達の家でこの薄っぺらい専用コントローラーでみんなで遊んでいました。私にとってダンレボとはこのコントローラーで遊ぶプレイステーションのゲームでした。
マインクラフトは世界中の子供たちに大人気。プラットフォーム問わずみんなが集まってプレイしていました。 そしてプラットフォームでの激しい競争もやんわり見えたりして…。

プラットフォーム間のさや当てについてはさておき、この展示場には他にはない面白い趣向も用意されていました。家族や友人で楽しめるのは何もビデオゲームだけじゃないぞってことですね。

ヘディングで卓球。なかなか熱い戦いを繰り広げていました。
スケートボード。ドイツでは結構街中でもスケボーを移動手段にしている人を見ます。
バンジージャンプのロープを背負って競争。ポンポン跳ねてて見るからに走りにくそうでした。
みんな大好きフローズンヨーグルトとクレープ。ドイツだと縁日でまず間違いなく出ている人気商品。

ゲームのイベントであり以前参加したことがある東京ゲームショウをイメージしていましたが、イベントの大多数はもちろんゲームの展示会なのでほとんど似通っていますがこういう催しもあるとは思っていませんでした。さらにはGamescomが意外とナードなイベントであることを確認することができる展示がありました。それがその名もずばりコスプレビレッジ。そういえばちょくちょくコスプレイヤーさんを見るなぁと思っていましたが、まさかアニメイベントまであったとは。ニーアオートマタやオーバーウォッチのようなゲームだけでなくアニメのコスプレをした人もたくさんいました。

いきなり目を引いたのがライブイベント。ドイツ語がほとんどでちょっぴり英語が占めるイベントでなぜか私でも理解できる…日本の歌を歌っていました。もちろんアニソン。創世のアクエリオンを歌っていました。
恥ずかしながら何のロボットかわかりませんが、手前には孫悟空のコスプレをしたお兄さんが。
SFからファンタジーまで。
もちろんアーティストさんによる販売ブースも。完全にアニメのイベントです。

このような感じでゲームカルチャーだけでなくオタクカルチャーもどん欲に取り込んでいたのが私にとってのGamescomでした。会場のあるケルンはすぐ近くに欧州どころか世界的に見ても類を見ないほど日本人の多いデュッセルドルフという街があり、そこでは年に一回ヤーパンターク(Japan Day)が開かれ日本の文化を紹介・体験するイベントがあったりします。オタクが集まる土壌のようなものはありそうです。

番外編

Gamescomにはたくさんの食べ物の出店も来ていました。中には例の紙箱入りの中華も。最終日だったためか会場のメインホール以外では疲れて寝ている人も結構いました。

帰る前にもう一度レトロゲーミングエリアを見て回ってから帰ろうと思ったらとてもオールドスクールな風景を見かけました。

ほかの写真同様ピントが甘くなってしまったのが大変悔やまれます。
20時前くらいだったので子供はだいぶ少なくなり大人の時間が始まっていました。テレビの前に集まっておなじ画面でゲームをプレイしたというのはきっとゲームのイベントにまで足を運ぶようなゲームファン共通の心の原風景だったりするのでしょうね。

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